ここくらブログ

北海道沼田町の移住定住を担当するものたちが「ここでくらそ」と思ってもらえるようにつらつらと書き連ねる情報発信用ブログです

山菜 自然

20170508行者ニンニクを採ってみた

2017/05/10

「アイヌネギ」は北海道ではメジャーな呼び方なのですが、
今回は全国的になじみのある「行者ニンニク」と呼びましょう。

行者ニンニクは、別名「キトビロ」とか「ヒトビロ」とかいう
みたいですが、そんなの聞いたことありませんな。

子どものとき札幌に住んでいたのですが、
親戚のおじさんがアイヌネギくれたよ!!
といった機会でしか食べたことがなく、どんなとこに
生えていてどんな風に採取するのか全然知りませんでした。

東京にいた7年の間には一切口にしておらず、存在も忘れかけていました。

しかし沼田町には山がたくさんあり、
行者ニンニクも生えているという情報を得たため、
久しぶりに食べてみたいと思い立ち、GW前に
山に詳しい地元の方(80くらいのおじいさん)
に連れて行ってもらいました。

以下パーティーで出発!
○賢者テラ(山に詳しいおじいさん)
防具:白いヘルメット
武器:鉈(なた)
アクセサリ:く魔除けの鈴
アクセサリ:ホイッスル(居場所の合図等に使用)

○暗黒騎士(テラの友人)
防具:白いヘルメット
武器:ナイフ
アクセサリ:く魔除けの鈴
アクセサリ:ホイッスル(居場所の合図等に使用)

○初期リディア(自分)
防具:農作業用つなぎ
武器:カッター
アクセサリ:賢者の杖(賢者がこしらえてくれた杖)
アクセサリ:なし
山菜

この沢をどんどん登っていく。自分はそれについていく
山菜

えーとこれはまさかあの動物の足跡では…
まだまだ序盤なのにくまさん近くにいる
かもしれないよ~怖いよ~
山菜

賢者たち「まだ足跡新しいなぁ。じゃ行くか」
自分「え?大丈夫なんすか?」
山菜

「大きい枝なら1本でいいけど、細い植物は束に
なってにぎらないと千切れて落ちるからね」
といったアドバイスを要所要所でもらいながら
なんとかついていった
山菜

傾斜が半端ないし、落ちたら終わりだよぉ
そんで速いよぉ、待ってよぉ
山菜

ほらあったよ。よかったね
とりあえずここで少し採っていきなさい
白い茎がおいしいから
根は切らないように奥のほうを
こうやって切って採るんだよ
山菜

初ゲットだぜ
山菜

成長に時間がかかるので、
あまり採らずに次のポイントを求めに
山菜

かたくりとかこごみも少し出てき始めてた
山菜

水辺に近いとこに自生するのでいい雰囲気
山菜

こうやっていきなり群れて生えている
山菜

相変わらず傾斜がきつい
山菜

 

めちゃめちゃのぼった。
おじいさんなのに体力無尽蔵すぎる、
甘くみてた。もう動けん。
さらに奥まで行ってポイントを求めている賢者達を横目に、
疲れすぎて自分は採る気も失せてしまう瀕死状態に。
それっケアルケアル!

山菜

こんな崖に生える行者ニンニク、
場所とか味とかとにかくクセがすごいんじゃー
せっかくきたからもう少し採る
山菜

太い立派な行者にんにくが袋いっぱいに採れた
賢者様とご友人の方、そして沼田町の山々ありがとうございました。
山菜

後日親戚や両親に配って大変喜ばれました。
自分の取り分は少なくなったけど、
沼田の山の恵みをみんなで享受できたので良かったです。

でもお嫁さんはあまり興味がないらしく、
邪魔だから早く処理してよといった様子。

しょうがなく自分で賢者に教えてもらったとおり下処理をして、
葉っぱの部分をニラ玉にしました。すごくおいしかったです。
茎の部分はめんつゆ漬けとしょうゆ漬けにして保存しました。

ある日家に帰ったところ、お嫁さんが
めんつゆ漬けおいしすぎてほとんど食べちゃった。
とてへぺろしてやがりました。

行者ニンニク臭のする息を吐きながら。
でもおいしかったのならよしですわ。

行者ニンニクを食した後は、
臭いが次の日も残る場合がありますので
気をつけてください。

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