20180608プレゼンをプレゼント
2018/06/20
yoyogiです。
北海学園の学生さんが今年のセルフリノベのテーマをプレゼンしに来てくれました。
今回は子育て世帯向けのリノベーションをするという目標のもと、
①コドモノイエ
②子育てファミリーの会話が弾む家
の2案を提案してくれました。
①はこどものための導線を活用した秘密基地のような家でした。
一階部分のパース
2階部分のパース
②は玄関に土間をつくり、靴を履いたまま親同士が交流できる家でした。
1階部分のパース
2階部分のパース
どちらのパースも完成度が高く、わくわくする内容でした。
しかし、どちらもよいのですが1案に絞らなければなりません。
そこはプレゼンにかかっています。
みなさんはどちらに一票を投じますか?
まず①の「コドモノイエ」からプレゼンの要約と代表的な質問をまとめていきましょう。
学生「家中を探検して遊べるよう、道しるべとして足跡を床に書き子どもの導線とします。一階は、壁を抜き広々としたリビングと子ども部屋をつくります。またリビングの天井を一部吹き抜けにし、こどもはそこからはしごをつたって上の部屋へと行けるようにしています。」
副町長「はしごで二階に行けるようにということだったが、安全面についてはどう考えていますか?」
学生「安全面についてはまだ議論が不十分のため、これから安全な導線の確保ができるよう検討していきます」
町長「子どもはいつまで沼田町で育てる想定として考えていますか?子どもが大きくなったときは遊び場として使わないし、部屋が全て開放的なのでプライバシーの確保が難しいと感じたので。」
学生「子どもは高校生までと考えています。開放的な空間は間仕切りなどで工夫してプライバシーの確保をしていけるようにしていく予定です。」
続いて、②の「子育てファミリーの会話が弾む家」案のプレゼンです。
学生「玄関を広くして土間をつくり、靴を履いたまま交流できる大人たちの拠点とします。リビングの一部は吹き抜けにし、階段はリビングに移設します。2階はこどもの遊び場を作ります」
他のチームの学生「部屋が1つしかなく、それ以外は共用スペースとなるため、こどもの人数が増えると部屋数の確保が難しいのではと感じますがどのように考えていますか?」
学生「その際は間仕切り等を活用して、部屋数を増やす必要があると感じています。」
役場の一級建築士「階段をリビングに移設するのは大変だと思いますが、がんばってください」
学生「がんばります」
こんな感じでプレゼンは終了しました。どちらも良い案でした。
さて投票です。結果は画像はまだ投票中のものですが、
13対11くらいの接戦(あいまいでスマソ)で
「コドモノイエ」に決定しました。
みなさんお疲れ様でした。
この後第二部で住宅の強度や、リノベ前後での住環境の評価方法についてのプレゼンがありました。
ただリノベーションをするのではなく、住宅の劣化診断があり、
しかも今回はCASBEEという指標を用いて、環境性能において
どのようなメリットがもたらされたか、またはデメリットが出てきてしまったのか。
というのがわかる研究が追加されたので、非常に楽しみです。
次回のブログは翌日の様子をお届けします。