岡本さんは沼田町にやってきた当時は農家になるという明確な目標があったわけではなかったそうですが、今では70歳になるまで沼田町で農業を続けていくつもりだとおっしゃっています。岡本さんは沼田町のどんなところが気に入られたのでしょうか。

Q.町に来たきっかけは?
岡本さん:北海道暮らしフェアに参加したのがきっかけでした。イベントの主催団体が沼田町を紹介してくれ、応募の電話をかけたところ、すぐに面談すると言われました。すぐに当時住んでいた神奈川まで役場の方が2回も来てくれました。最初の対応が早かったですね。
Q:沼田町に移住された理由はなんだったのでしょう?
岡本さん:農業をやりたいというよりも、北海道の田舎でなんらかのかたちで食べていければ良いと思っていました。役場の人と話し合って、地域おこし協力隊として農業法人で働くことになりました。この農業法人では、ご家族と私と若者1人で、お米と花を手掛けています。
Q:町に来てどんな方と知り合われましたか?
岡本さん:北空知地域(※注)で花を栽培している農家さんとのつながりは特に強いですね。農場長さんは、さまざまな研修に参加させてくれてそこで人とのつながりが増えました。北空知元気塾(北空知の農業の若手が集まる研修会)にも参加しています。
Q:農家さん以外ではどんなつながりがありますか?
岡本さん:地域おこし協力隊として役場にも所属していて、こちらのつながりも強いです。役場の所属課では2か月に1度の飲み会もありますし、あとは町内会でのつながりも結構ありますね。
Q:沼田町に来て大変だったことは?
岡本さん:私は農業の素人で農作業の流れを全く知らないまま働き始めたので、最初の1年は、次にどんな作業をするのかまったく予想できなくてとても大変でした。1年たってやっと農業に慣れました。
Q:農業という仕事について今はどう思われていますか?
岡本さん:農業は成果が本当によく目に見えるので達成感があります。特に花は出荷するたびに市場でセリがおこなわれて価格が決まって面白いですね。でも、いちばん達成感があるのは収穫が終わって秋に農場のすべての片付けをすませたときかな。
Q:沼田町になじんだとおもったときは?
岡本さん:周りの人の自分に対する態度が変化した時期は特に思い当たりません。農場長さんも最初から優しかったね。
Q:沼田町の良いところは?
岡本さん:3000人という町の規模が良いです。町の人の顔がだいたいわかります。あと役場の人も含めて皆話しやすくて、いろいろと教えてくれます。旭川や札幌にほどよく近いのもよいですね。
Q:今後は?
岡本さん:地域おこし協力隊の任期終了後は、農業法人に直接雇用してもらえることになっています。70歳くらいまで沼田町でしっかり農業で働きたいですね。
Q:農業を続けるうえで課題はありますか?
岡本さん:農家は体が資本なので、健康を維持できるかが勝負です。あと人口が減ってくるので農作業を手伝ってくれる人をいかに確保するかも課題ですね。

(このインタビューは2019年2月6日に実施しました。)

※北空知地域は空知管内北部の1市5町を含むエリアです。